好気性微生物


好気性微生物


原生動物

アメーバ 大きさ:長さ0.03~0.5mm
特徴:移動の際は進行方向へ細胞質が流れ、その形を変えるようにして動く。
土壌が乾燥化しても、シストと呼ばれる丸い殻の形態に移行して耐える。
おもに細菌や小さい原生動物を食べる。 ツリガネムシ大きさ:長さ0.05~0.1mm
特徴:細胞はつりがね形や円錐形などで、先端の口で餌を食べる。
細胞の後ろについた1本の柄でゴミなどに付着しているが、
切り離して遊泳することもある。 テトラヒメナ 洋梨型。多数の繊毛を持ち、繊毛運動によって水中を移動する。
昔からアメーバの餌として用いられていただけであったが、
近年テトラヒメナに関する研究も行なわれるようになった。

藍藻

クラミドモナス 湖沼の水辺など淡水域の湿地に多い。
群体にならず、1つの細胞で生活している。昆虫の触覚のような
ほぼ同じ長さの2つの鞭毛を持ち、これをはばたかせるようにして
ひょこひょこと進む。 ノストック 糸状の細胞は肉眼では見えない程小さいが、からみ合って群体をつくると肉眼でも見ることができる。夏の水辺に見られるぬるっとした塊の正体。
ノストックの塊は食べることもできる。

糸状菌

青カビ 胞子の色からその名がある。ただし、必ずしもすべてのアオカビ属が
青いわけではない。世界で初めての抗生物質であるペニシリンが、
この種のカビから発見されたことは有名である。また、ゴルゴンゾーラ、
ロックフォールなどの代表的なチーズの製造に用いられるカビも
アオカビの仲間である。 フザリウム フザリウム菌はどこの土にも居る菌で、土の臭いがカビ臭いのはこの菌がいる証拠。
有機物を一生懸命腐敗させて土中に還元している。ふえ過ぎると生きている植物も
腐敗させようとして病気を引き起こすことがある。

細菌・古細菌

デイノコッカス 通常の土壌から糞便、温泉まで広く分布する。
ヒトの致死量の500倍の放射線を受けても生存
することができる、極限環境微生物の一つ。 バチルス 別名納豆菌。土壌中や枯草に存在し、大豆食品にも含まれるごくありふれた菌。
防カビ、脱臭など人にとって嬉しい働きをもっている。